わたしたちは誰か
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概要
私たちはEMDRという心理療法を学び訓練し使用する支援専門のセラピスト集団です。
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歴史
2011年3月11日に起きた東北大震災後、5月13日に東京で創設されました。(翌日に、緊急時の対応訓練が、米国にあるEMDRIA-HAP、Israel HAP, Mexico-HAP などの協力により終日行われ、EMDRセラピストの250名が参加しました。)
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使命
●直接的創設の使命は、東北大震災および福島の原子力発電関連の災害で苦しむ人々の今日までの苦しみを少しでも軽減し、 明日を生きるための直接的、間接的支援をすることです。
●短期的使命:東北内の精神保健専門家たちにEMDR心理療法の訓練を廉価に提供し、継続反復的に訓練やコンサルテーションを行い、 地域の方々が心理的援助を必要とする人々に支援を継続的に行っていけるように支援者の養成を行います。
●中長期的使命:現在のみならず自然その他災害の発生可能性に比して心理的援助力が不足するかと思われる地域で、 支援者になる人々を養成し地域が地域を支援していくことが可能になるように支援をします。
●希望と夢:地震、津波、台風のような自然災害でも、その他の災害でも苦しみは更なる苦しみをつくり、暴力は暴力に繋がりがちです。 こうしたサイクル、世代間伝達が断たれるようになり、苦しみや憎しみに変わり希望のもとで生きられるようにできることは遠い使命で夢です。
(先陣を切った在米のEMDRIA-HAP(International Association) は、オクラホマ州連邦ビルの爆弾テロ後に創設されました。 その後、バルカン半島の戦場、北アイルランドでの宗教戦争、ルワンダとケニアの闘争、トルコ地震、北ダコタ、東南アジア、などなどで、 災難や暴力からの苦しみの軽減、苦しみ・暴力のサイクルの断絶などのための努力を続けてきました。 ヨーロッパ、南アメリカと各地域でのHAPが活動する時に、われわれは将来アジアでどのように努力できるかを考えるとき、私たちの力量が試されます。)